第348号 2009年5月1日「浴衣の整理」

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その日に着た浴衣を新幹線のゴミ箱に捨てていく人がいると聞いたことがある。もちろん1000円で購入した人は『1000円ぐらい・・・持ち運びが面倒だから・・・!!』という気持ちも分かる・・・が、この業界にいる人間としてはちょっと辛い。さて、もう夏も終わり着ない浴衣は、「さっと水洗い」をすると良いでしょう。汗のついたままだと脇の部分が黄変したり、生地が傷みやぶれ易くなったりします。保管の方法ですが、お風呂に入った時にでも湯で軽く洗い軽くアイロンをかければ、次年度も利用できます。(あまりにも安価な品は生地が悪くダメな場合もあります。)
クリーニング屋さんに出せば簡単ですが、ご自分で洗うことで、なぜ袖があるのかな?着物は直線で縫ってあるんだ・・・と疑問やらが沸いたりもして体験することでもう一つ違った楽しみもわきだすョ!!。
一度ためしてごらん!!

※たまに[絞り浴衣] をアイロン掛け(プレス)される人がいますが、絞りを活かすのが絞りの良さ。アイロン掛けをすることでのばしてしまっては意味がありません。(男物・子どもの絞り兵児帯も同様)

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