第236号 2008年 3月 5日「十三詣」

 今年も十三詣りの日(4月13日)が近づいてきました。名古屋でも20年くらい前には、きもの業界でも積極的に宣伝活動もしていましたが、現在はあまり宣伝されていません。当時は覚王山の日泰寺(?052-751-2121)にて開催されていました。十三詣りとは、生まれた年の干支が初めて巡ってくる年(数え年の13歳)になった男女が、知恵と福徳と健康を授けて頂く為に虚空蔵菩薩にお詣りする行事です。肉体的にも生理的にも精神的にも変化の時期なので、親子で詣りをし、心のけじめをつけようと云うのがこの行事の始まりでしょう。女の子の場合は『本身はじめ』して着付けをします。通過儀礼の1つとはいえ、本来なら日本人として、子に教えていきたい行事の一つです。今ごろになるといつも思い出した様に広告等にお知らせはするのですが、忙しすぎるのでしょう。なかなか行動は出来ないのが残念です。
 このホームページを見られてそんなお子様がおられましたらお近くの神社、仏閣にお詣りするのも良いでしょう。子を思う親の愛です。そして記念写真は必ず撮っておく。何年後かにその子が親になった時に、その写真が思い出として蘇り、改めて親の愛を感じてくれれば、そんなうれしいことはありませんヨ!!

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