第157号 2007年6月18日「ユーモアのある人」

以前にも書いたと思うのだが、70~80才にも年齢を積むとその人の顔にその人の人間性が表れるもので、笑顔のやさしい顔はいい人生を生きてこられたんだと思うのですが、本人とお話すると意外にも苦労話をされることがある。
幸福は苦労の積み重ねなのか?と思ったりもする。ご苦労をそのままではなく、楽しくとらえてきたから良い方向に進んだのかしら?
会話をしていると、そんな方は頭がやわらかく若い人と話していてもジョークがポンポンと出て、横で聞いていても笑いがたえない。笑いの過量販売だ。
これなら次々と販売しても人を楽しくさせとても良い。本人の笑いは独特でトゲがなくテンポも良く、その笑顔を又見たくなり、その方の横に自然に行きたくなる。
心があたたかくなるからです。
自分もいつかそんな「福の神」みたいな人間になりたいとは思っているのだけど、日々腹を立てて怒ってばかりいるから顔も鬼の様になってしまうのだろうか?
『あぁ恐ろしや、恐ろしや!!』
毎日をなるべく美しいものを見て、心のやさしい笑顔のいい人と会話して、いい音楽を聞き、おいしい物を食べられる生活が出来れば、そんな人間になれるのか?
いやいや、やはりユーモアにはちょっとした「にが味」や「塩味」等がなくてはおいしい味は出ないから・・・

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