第130号 2007年4月10日「昔の話 No3」

私30年前に丁稚(でっち)奉公に神戸の呉服屋さんに3年ばかり行っておりました。
その後、家に帰ってからその時のお礼のかわりで何人かの呉服屋さんの息子・娘さんをお預かりしました。その後、残念ですが後を継いでいなかったりの人もたくさんおられます。
自分自身では着物業界はいい仕事だと思い、日々まず着物を着用してから営業活動を行っています。親父が永眠してからはそれ以前の様に新規訪問活動はしていませんし、固定客に対しても以前の様にはなかなか活動できなくなりましたが、やはりお客様廻りが一番楽しいですネ。営業活動はその日の気分で自分の好きなお客様に訪問をすればいい訳だからです。
さて、丁稚でお預かりした人達でも飛びぬけて成功している女の子もいます。ちょっと変わった女の子でしたが仕事ぶりを見ていると、熱中して集中している時にはすごい成績を残していました。根性があるというか・・・やはりお客様宅で熱心に話しをしてくるのでしょう。営業時間などは考えずに仕事をされていました。(店を閉店するのに困る場合もあった)
反対にきちんと定時に帰ってくる男の子もいました。どちらが現在どうなっているかを想像した時、誰もがわかることだけど・・・好きでなくては出来ない仕事なのでしょうネ。
これからも仕事(着物)を好きであり続けたいし、そんな後継者を作りたいと思っています。

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